2023年9月16~18日(3連休)
城崎温泉近くの民家をお借りして2泊3日のTRPG合宿を開催しました。
主催は私「もふ」です。
メンバー6人で行くことになりました。
こういったイベントを開催するのは初めてのことで、うまくいくか不安もありました。
しかし参加者のご協力もあり無事にやり遂げることができました。
来年の2024年には第2回目の開催も計画準備中です。
次回以降のイベントの参考とするためにも備忘録を残しておきます。
<移動>
新幹線 東京→京都
特急「きのさき」 京都→城崎温泉駅
所要時間
6時間程度
交通費
片道17000円程度
城崎温泉街は兵庫県の北にあり、円山川が日本海へ流れ出る河口付近になります。
冬は松葉ガニが美味しいとされています。
ですが9月はまだカニが解禁されていないので、但馬牛(たじまぎゅう)のほうが狙い目かもしれません。
温泉街の奥へ行くとロープウェイがあります。
ロープウェイは朝の9:10が始発で16:10が最終便になります。
片道7分ほど。
ロープウェイを頂上まで行くと眺望のいいテラスを備えたカフェがあります。
コーヒーなどお好みのドリンクを飲みながら温泉街全体を眺めてまったりできます。
温泉街は文学小説の舞台にもなった風情のある街並みで、西日本では有数の人気の観光地となっています。
夕方になると浴衣を着た宿泊客たちが柳の揺れる街通りを歩き下駄の音が心地よく鳴り響きます。彼らは「外湯巡り」といって温泉街に点在する7つの温泉施設を巡りながらゆったりと温泉街の「そぞろ歩き」を楽しむのです。
いわゆる「温泉街」と聞いて皆さんが最初にイメージするような情景がここに広がっています。
<トラブルの発生>
合宿の数日前にメンバーの1人がコロナ感染拡大の影響で欠席することになりました。
また、合宿前日には関東で激しい雷雨が発生し飛行機の欠便が出ました。
この影響で予定通りに現地に到着できないメンバーが1名いました。
遠い合宿地となると交通トラブルに見舞われた際に予定が大幅に変更を余儀なくされる場合があるので恐ろしいですね。
幸い、今回欠席者は出てしまいましたが、交通トラブルで遅れた方は致命的な遅延には至らずメインイベントのTRPGには問題なく参加することができました。
<合宿のスケジュール計画>
9/16(土) 1日目
15:00 「城崎温泉駅」前に全員集合(荷物預かり)
6人で温泉街観光
18:00 「城崎温泉駅」前に全員集合(車で家へ移動2.5km)
19:00 夕食
20:00 『僕らの願う奇跡』キャラ作
24:00 就寝
9/17(日) 2日目
6:30 起床
7:00 車で移動→温泉「鴻の湯」
8:00 買い出し
9:00 車で移動→家で朝食
10:00 『僕らの願う奇跡』続き
(途中KPの任意のタイミングで昼食)
16:00 『変身』
(途中KPの任意のタイミングで夕食)
24:00 就寝
9/18(月) 3日目
10:59 まで自由時間
11:00 掃除
12:00 車で移動→温泉街→お土産
14:30 解散
当初は全員同じ新幹線に乗って現地へ向かうという案もあったのですが、参加者の個別の事情をそれぞれ勘案した結果、現地集合ということになりました。
<現地集合>
私は参加者とそれぞれ顔見知りなので良かったのですが、参加者同士は実は今回が初顔合わせな人もおり、集合場所に来ても顔がわからず、見知らぬ他人に声をかけてしまった方もいたようでした。ご苦労をおかけしました…。
このような遠い場所で初対面というのも気恥ずかしいものがあるかもしれませんね。
しかしそこはさすがTRPGプレーヤーと言いますか、すぐに皆さん打ち解けてすっかり和んでいました。仲良くなるのが早いのは助かります。
<観光開始>
現地に着いてから何を観光するかは当日のノリで決めることになっていました。
駅前で皆さんと軽く話し合った結果、まずはロープウェイに乗ることに。
通りを歩きながら色々と温泉街のうんちくを語りたかったのですが、残念ながら私もこの地域のことはほとんど知らず、他の参加者と知識量があまり変わりませんでした。
主催者なのに頼りないですね~。
20分ほど歩くとロープウェイ乗り場にたどり着きます。
往復の運賃が1200円くらいだったと記憶しています。
皆さん長旅で疲れていると思ったので頂上のカフェでコーヒーを飲みながら一息つくことに。
カフェを出たあとは「かわらけ投げ」に挑戦したのですが、盛大に外しました、笑
ロープウェイを降りたあとは、7湯巡りの1つに数えられる「柳湯」へと向かいました。
「柳湯」は落ち着いた雰囲気の温泉施設で、いかにも「通」が通いそうな詫びのあるたたずまいです。
お湯の温度が熱めに設定してあるのがこの温泉の特徴で、体にお湯の熱がじっくり浸透してくる感じがします。気持ちよかったです。
比較的客が少ないのもポイントが高いですね。
ちなみに同時刻の「御所の湯」は客の利用率が98%でした。もちろん魅力があるからこそ、それだけ人が集まるのでしょうが、我々はあえて比較的人が少なめで落ち着けそうな「柳湯」を選びました。
<夕食>
温泉を堪能したあとは、車で宿泊地まで移動しました。
民家の外観はネットでは公開しないことにします。
旅館ではありませんし、レンタル施設でもありませんので。
文章でのみの説明となりますが、田舎ならではの土間や蔵を備えた古民家で、都会育ちの方にとってはこういった場所での宿泊は貴重な体験となったかもしれません。
夕食は地元の仕出し屋さんにお願いしました。
想像していたよりもハイクオリティで驚きました。
<セッション準備>
夕食を終えてお腹いっぱいになったあとは、みんなでキャラ作。
今回GMが用意してくれたのはCoC7『僕らの願う奇跡』
川の流れる海の近くの田舎を舞台に小学生探索者たちが少年探偵団となって冒険するというシナリオです。
まさに今回の宿泊地のある土地にぴったりのシナリオで感情移入もしやすかったと思います。
キャラ作を終えたら、あとは花火をしたり夜のお散歩をしたりしました。
都会よりも夜空が透き通って星が美しく見えました。
<2日目>
ゆっくり寝ようと決めていたはずなのに、6:00頃にはほぼ全員起床していました。
朝の陽射しが強く窓から入ってきたからでしょうか。あるいは一人が目を覚ますと、自然とぞろぞろと他の人も目が覚めてしまうのかもしれません。
お陰で早いうちから朝の温泉に向かうことができました。
我々が向かったのは 7:00から営業している「鴻の湯」(こうのゆ)でした。
こちらも朝一&最も奥まった場所にある立地ということもあり、比較的他の利用客が少ない状態で入ることができました。
「鴻の湯」は露天風呂もあり、とても風情のある温泉です。
お湯は透明で、見た目は普通の水と変わらないのですが、実はミネラル成分がたっぷりと入っていて意外と発汗作用もあります。
お風呂上りは休憩所でそれぞれ飲み物を飲みながらゆっくりと談笑して、少し体を休ませてから外に出ました。
温泉の後に向かった先はコンビニの「FamilyMart」です。
温泉地のコンビニということで緑色の外装ではなく茶色を基調としたデザインになっているのが印象的でした。
観光地ならではですね。
おのおの欲しいものを買って、車に乗って家に戻りました。
ちなみにコンビニでは「カニビール」が売っています。
<セッション>
いよいよセッションスタートです!
『僕らの願う奇跡』では出目があらぶりました。
ボーナス・ダイスがついているのに100ファンを出したり、あるいは2人同時に100ファン出したり、かと思えば1クリが飛び出たりとGMを困らせていました。
昼食の時間ずっとGMが1クリの処理をどうしようかと考えあぐねていたのが印象的です。
小学生探索者のロールプレイは大変楽しかったです。
大人だったら考えないようなことでも「小学生ならやりかねない」と言って色々と無茶な提案ができますので。ゲーム性でいうと技能値の低い小学生探索者なら「幸運」消費でごり押しするのがセオリーかもしれません。しかし、なぜかこの卓には暗黙の了解でもあったのか最後まで誰も「幸運」を消費するとは言いませんでした。
知恵と発想だけでなんとかしてやろうという意気込みなのかもしれません。
ひと夏の思い出ができる素敵なシナリオでした。
またセッション中に聞こえてくる虫の音や小川のせせらぎなどの環境音がとても物語の世界観とマッチしていて新鮮な卓体験となりました。
続いて2卓目は大正CoC6『変身』でした。
2人目のGMは今回が初GMにもかかわらず、ぜひ挑戦したいとのことでエントリーし、事前のスケジュール相談会で参加者全員から選ばれた経緯があります。
そしていざ卓が始まってみると初GMとは思えない入念な準備と安定感のある司会進行、そしてNPCのロールプレイがとてもいきいきしており、とても初めてとは思えないお見事なGMデビューでした。
私もプレーヤーとして純粋に楽しませていただきました♪
とはいえ、ちょっとロールプレイがはかどりすぎてしまったかもしれません。予定を延長してセッションを途中でセーブして就寝し、翌日の朝からクライマックスシーンをやることになりました。
2日目の夕食は幕の内弁当。
内容たっぷりのお弁当でした。
<3日目>
例によって3日目も皆さん早起きでした。
というより卓がちゃんと時間内に終わるか心配だったので協力してくれたのかもしれませんね。ありがたいです。そして申し訳ありません。
ちょっと急ぐ感じにはなってしまいましたが、なんとか無事にセッションを終えることができました。
これもまたGMさんにとっては良い経験になったと願います。
私の主催の立場としては、こういうイベントではどうしても最後の卓に時間のしわ寄せが来てしまうので、GMさんに申し訳ない気持ちがしました。
次回はなるべく余裕をもってスケジュールを作らねばならないなと反省しております。
また、帰りの電車に間に合うように参加者の皆さんを車で駅に送ることはできたと思うのですが、後から思うとゆっくりお土産を買う時間など無かっただろうと想像し、そこも申し訳ない気持ちがしています。
私はまだまだ経験不足なところもあり、イベントを通して至らないところも多々あったのではないかと思います。反省すべきところは反省して次回へと繋げていく所存です。
参加者の皆さんが帰るのを見届けたあと、私も最後の片づけ&忘れ物チェックをして帰宅の途に就きました。
参加いただいた皆様には最後まで色々とご協力をいただき大変感謝しています。
本来なら私がやるべきところを色々と肩代わりしてくださったので主催者としてはかなり楽ができたような気がします。
お陰様でなんとか無事に初のTRPG合宿を終えることができてほっとしております。
<次回TRPG合宿>
次回は同じ場所でもう少し参加人数の枠を増やして開催するつもりです。
2卓を並行して開催するような形で考えています。
またセッション時間はなるべくゆとりをもって設定し、余った時間はボドゲや雑談をする、そんな感じの「のんびり遊べる」イベントを目指したいと思います。
というわけで、『第1回 城崎温泉TRPG合宿 備忘録』でした。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます!
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